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デニムの匠と美脚ライン
2017.07.21

デニムの匠と美脚ライン

拝啓、背景さま。

こんにちは。
ハコ商品企画担当のミオです。

突然ですが、私が近ごろ気になるデニムには共通点があります。もやもやもやんとした色落ち。ちょっと間違うとオタクっぽくなりそうでもあるけれど、なんだか気になるこの色落ち具合、古着屋さんでよく見かけるんです。
ムムム、でも古着屋さんではいてみるとなかなか自分にぴったりなものを探すのって難しい。それに腰まわりが気になるわたくしとしては、お尻がきれいに見えるシルエットは必須なのです。

そんなときに知り合ったのが、岡山のデニム生地屋さん、通称デニムの匠!!
最近気になるデニムの話をしたら、「それ作れますよ!」
「キャー!作ってください!!!」

そんなわけで完成したのがこちら!(展開はやっ!)


もやもやんとした色落ち具合は実は90年代にも流行った、ヴィンテージっぽい独特の風合い。
このデニム生地、完成するには匠のこだわりと技術が満載なんです。
その詳しい話を聞くために、生地が作られている岡山に行ってきました!
(感動しすぎて長すぎ注意!)


やってきたのは岡山県井原市。山あいに囲まれた緑ゆたかな場所です。岡山デニムといえば児島や貝原がもっぱら有名ですが、デニム生地は井原だぜ!と匠。


ちなみにこちらが通称デニム生地の匠、小野さん。小野さんの案内で、こだわりデニム生地がどのようにできていくのか、見せて頂きました。


スタッフミオが驚いたのが染色途中のその色!
白い糸をインディゴに漬けたら一度で一気に藍色に染まると思いませんか?
実はそうではなく、一度目の染めで黄色、それが乾燥して緑、その次に青っぽくなり・・・と、染色を重ねていく度だんだん濃いデニム特有の藍色になっていくのです。


その数なんと7回染め!手間をはぶくために、インディゴに黒を混ぜて一気に深い藍色にすることもできるのですが、
そこは匠のこだわり。ロープ状にした糸たちを、丁寧に回数を重ねてピュアインディゴに漬けながら染めることで、
履き続けて色落ちした時、あざやかなブルーの色合いになってくれるのです。


そしてロープ染色の良さは、少しずつ染めることで、糸の中心に本来の白色が残ること。これのおかげで全体に時折白が混ざることで、深みのある色を作ってくれています。


こだわり2つ目はその織り方。
たてと横に糸を重ねて織っていくのですが、横の糸を通常のものよりも10%多く本数を打ち込んでいるのです。
そのおかげで生地が全体きゅっと縮まり、全体に独特のシボ感が出てきます。これが今旬のヴィンテージっぽさを出している由縁。


昔のデニムは、技術がなかったので、仕方なく出ていたこのシボ感。今は洗いの工程で綺麗に失くすことはできるのですが、あえてそこはやらず、その陰影の良さをそのままに。しっかり加減を残しながら、織りは丁寧なので履き心地も良く、長く履ける、長く愛せるデニム生地が完成しました。

そして、スタッフミオのこだわりシルエットについて!
ポイントは
★お尻が大きく見えないこと
★脚がすっきりきれいに見えること


ハイウエスト、とまではいかないけれど、いつものデニムより少し股上深めに作っていることで
腰周りの落ち着きがよく、ヒップラインもキレイに見せてくれるのです!
(座った時にぽっこりお腹がのっかる心配もなし、というこっそり嬉しい力も発揮。)
なんかちょっとしたガードルをはいたような、そんなすっきり感があります。
そして、後ろポケットがちょっとだけ大きめなのも小尻効果アリです。股上深めだから、ポケットが大きめでもお尻が下がって見えず、バランスがよく見えるんですよ~。


ももあたりにはゆとりを持たせつつ、そこから自然に少しずつ細くなり、
最後にほんの少しだけ裾を広げることで、脚長見せの究極の美脚ラインが完成しました!
履いた時、鏡に映る美脚ラインにちょっと笑みがこぼれてくれたら嬉しいです。


デニム匠のこだわり生地と究極の美脚ライン。
是非楽しんでみてください!

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