CONTINEW haco!


未来へ残していきたいもの、大事にしていきたいものを
どんどん生み出すhaco!のパッションまとめ


ネパール マヘンドラカンティ校への支援(2017年度寄付金支援内容)
2018.06.26

ネパール マヘンドラカンティ校への支援(2017年度寄付金支援内容)

LOVE AND PEACE PROJECT

これまでの基金、および寄付金総額は85,275,324円に達しています(2018年8月末現在)。

集まった基金は、世界のこどもたちのために活用され、2017年に集まった寄付金は、特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパンを通じて、ネパールの校舎建設と支援を必要とするこどもたちのために役立てられました。

「ラブ&ピースプロジェクト2017」にご協力くださったみなさまからのご支援により、マヘンドラカンティ校に新しい校舎が建ちました。子どもたちは安全な校舎で楽しく勉強しています!


「ラブ&ピースプロジェクト2017」の横断幕を持つ子どもたち


活動内容の報告
2015年4月25日に発生したネパール大地震では、チャイルド・ファンド・ジャパンが支援をおこなっているシンドゥパルチョーク郡でも、子どもたちが通っていた多くの学校が半壊、倒壊しました。

地震発生直後の学校の様子

その後実施した緊急・復興支援で、幼稚園から12年生まで、計190名の子どもたちが通う、マヘンドラカンティ校にもいくつか新しい校舎が建設されましたが、教室はまだまだ足りず、地震から2年以上経っても、仮設教室で勉強している子どもたちがいました。

地震により骨組みだけ残ったマヘンドラカンティ校の教室

仮設教室で勉強する子どもたち
教室内は夏暑く、冬は寒いので、子どもたちが授業に集中するには厳しい状況です。


支援内容について

①校舎建設(1棟2教室)
1棟2教室の新しい校舎を建設しました。

修復前の校舎

完成した校舎

②各教室への備品提供
建設した校舎の教室に必要な備品(机や椅子、ホワイトボードなど)を設置しました。

修復前と修復後の教室の様子

 

③学校に通う子どもたちへの学用品と教員への教材配布
子どもたちには、授業をうける際に必要なノートや鉛筆、ボールペンと通学で使う鞄(リュック)を、教員には文具を配布しました。

(写真左側2枚)子どもたちに配布した学用品と(写真右)教員に配布した文具

 

④学校の周囲を囲むフェンスの設置


山間部の傾斜地にあるマヘンドラカンティ校では、周囲に崖が多いため、子どもたちが誤って落ちてしまわないよう、フェンスを設置しました。以前より地域の人や保護者から希望が出ていましたが、資金不足で設置できていなかったため待望のフェンスです。

⑤校庭への遊具の設置
校庭には遊具がなく、休み時間になっても、子どもたちはただ走り回るだけでした。
ブランコ、シーソー、すべり台、うんていなどの遊具を設置しました。

⑥現地事業関連経費
マヘンドラカンティ校の現状を把握し、教員たちへのヒヤリングを含めニーズ調査をおこなうなど、学校に必要な支援を適切に提供できるように準備しました。チャイルド・ファンド・ジャパンの(建設エンジニア)が、校舎建設の進捗を確認しながら、施工が適切に行われていることを確認しながら事業を進めました。


校舎の完成式

2018年5月25日、マヘンドラカンティ校で校舎完成式が行われました。教員や子どもたちはもちろん、地域の人々や保護者も式典に参加しました。完成式では、「#ラブ&ピース2017」のタグをつけて投稿された写真をコラージュした横断幕を学校長に贈呈し、横断幕は完成した校舎に掲示されています。

教室の入り口に掲示された記念プレート
完成式で贈呈された横断幕を持つ子どもたち

学用品を受け取る子どもたち。

最初は緊張していた子どもたちも、学用品を受け取るとワクワクしながらその中身を確認し、笑顔が出てきました。「ラブ&ピースプロジェクト2017」にご協力くださったみなさまからのご支援により、マヘンドラカンティ校は、地震により辛い思いをしてきた子どもたちにとって「安心して楽しく勉強できる場所」になりました。

ご協力くださいました皆さまに心よりお礼申しあげます。