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京都の染め工場に突撃取材!
2017.04.14

京都の染め工場に突撃取材!

拝啓、背景さま。

3月16日、晴れ。
まだ風が冷たい京都では、夏の浴衣の仕込みが行われていました。

浴衣企画でご縁をいただいたひでや工房さんと一緒に、今回企画に関わるhaco! スタッフ4名で、染め工場におじゃましてきました!

ひでやさんがデザインされた柄を染めてくれる染め工場さん。とても長い付き合いだそう。
ちりめん生地を手で染めるところを、みせてもらいました。

取材メンバー

企画のメイン担当である母モコトを筆頭に、MD担当の店長とiyu、カメラマンとしてもじゃが参戦。
とんちんかんなカルテットで突撃です。

工場に入ってまず目に入ったのが、たくさんの糊。


これに染料をまぜこんで色を作ります。
その割合は何%:何%と細かくきまっていて、きちんとデータでとっておくのだそう。

スタッフ店長:このデータが全てをにぎる「命」みたいなものですね!
染め屋さん:まあまたつくれるんですけどね。

かっこよく言ってみた店長。ちょっと空振り。

次に、版の型置き場へ。
たくさんの型が並んでいます。

スタッフiyu:これ、どこに何があるかわからなくなりませんか?
染め屋さん:もう全部覚えてますね。
一同:おお~。すご~い。

文字や小さな柄など、繊細な型もおてのものだそう。

そして早速染めの現場へ!
すでに布はセッティングされていて準備万端、圧巻の景色。

浴衣の生地を使って作ったこちらのワンピースとスカートの柄を染めてもらいました。



染め屋さん:ここで染めていきます。鉄の台に蒸気が通っていてダイヤルで温度調整する、ホットプレートみたいなものですね。
さわってみてください。

スタッフiyu:えっさわって大丈夫なんですか。(熱そう)
スタッフモコト:あ、もうさわっちゃった(笑)大丈夫みたいだよ。あったかい。
染め屋さん:大丈夫です(笑)どうぞどうぞ。

染めは、ひとつひとつ色を重ねていくことで柄ができていきます。
緑の部分は緑だけが染められるように型が作られていて、そのあとピンク、黒、ベージュ…と順番に色をのせていきます。
つまり10色使ったら10枚型が必要で、10回染めるということ。大変!

今回は一番最後の藍色をのせるところを、みせてもらえました。

藍色が染まる前の柄。すでに緑二色・ピンク・ベージュ・白・黒が染められています。


染め屋さん:このように、型をセットしていきます。
スタッフiyu:どうやっておき場所を決めていくんですか?
染め屋さん:しるしが打ってあるので、そこにセットします。柄がずれないように、毎回細やかな調整が必要です。
版をセットしたら、下のところにのりを流し込みます。

(染め担当さん、奥のほうにのりの入ったバケツを持っていく)

染め屋さん:どうして今向こうにバケツを持っていったかというと、途中でのりを補充する必要があるからです。
スタッフ店長:なるほど、効率的ですね。

そしていよいよ染め工程へ、のりを浸した大きなはけを、上から下へ。

一同:おおお~!!染まってるー!!!!

きれいに、椿模様の外側が藍に染まりました。
企画段階から見慣れていた柄が出来上がる瞬間に立ち会えて、感動もひとしお。

ひと型分とばしに、どんどん染めていきます。
その間に染めたところが乾くので、乾いてからおとなりを染めます。
そうすることで、型の枠で布を汚さずに染めることができるのです。

染めている間に店長がお二人にインタビューしてくれました。

スタッフ店長:新しい柄ができるとき、色はどうやって作られるのですか?

ひでやさん:ぼくが希望の色のきれを渡します。この色にして~って。
染め屋さん:カラーごとに基本色サンプルがあって、それをベースに色のやりとりをひでやさんとします。
いちから毎回作っていたら大変なので。

スタッフ店長:なるほど。そこから希望に近い色になるようにまた調合されていくのですね。
のりによって生地の風合いってかわるんですか?

染め屋さん:そうですね。黒い色ほどハリが出るし、薄い色ほどやわらかいです。
なぜかというと、閉じた状態の繊維が蒸し工程に入り蒸されることによって開き、そこに染料の分子が入り込むことによって繊維は染まります。
薄い色は、入り込む染料の量が少ないため、ハリが少ないです。
蒸すことで、色が定着します。

スタッフ店長:染み込む量によって風合いが違うってことですね。

染め屋さん:それを調整するために、仕上げに柔軟をかけたりします。

そうこうしているうちに、ひとつとばし完了!

いってかえってで両側を染めるので、効率的。
それでも手でひとつひとつ染めるのは、やっぱり時間がかかります。

染め屋さん:オート(機械)で染めるところもありますよ。
スタッフ店長:オートでやらず手で染めるのは、やっぱりそのほうが味がでるとかですか?
染め屋さん:色が深くでますね。オートだと糊がもっとやわらかいんです。手でやると調整がきくので、べたっとした糊を使えます。
ひでやさん:ぼくが手捺染にこだわっているのは、色の深みが全然違うと思っているからです。
このあと蒸し工程→水洗工程→乾燥 の工程を通って、ようやく生地が出来上がります。


まさに職人の手仕事をまのあたりにした4人。
ここの染め工場さんは、おじいさんの代から、もう60年以上も染めをされている老舗。積み重ねた経験の賜物をたくさん見せてもらいました。
出来上がった生地はいっそういとおしく、お披露目がますます楽しみになったのでした。

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ひでやさんについて

ひでや工房

京都で浴衣屋さんを営む。 綿ちりめんを美しい和柄で染め上げたこだわりの生地が織りなす和の心。 全てのデザインを手がけるひでやさんとその奥さんは、朝から浴衣仕事をして、お昼は息子さんの焼き鳥と蕎麦のお店<じじ&ばば>のランチを手伝い、仕事に戻り、夜もまた息子さんのお手伝い。 そんなパワフルな“じじ&ばば”が紡ぎ出す浴衣たちは、こだわりと愛情たっぷりで、とても魅力的なのです。

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