\第7弾/インドガールズたちの「歓迎と熱気」をお届け
Peace by Peace Cotton Project, Stitch by Stitch温かく応援してくださっているみなさまのおかげで、今年で5年目を迎えたLEBED村ガールズたちとの取りくみ。Stitch by Stitch LABO――彼女たち自身で新たな未来をつくっていけることを目指し刺繍を学ぶプロジェクト。
オンラインやお手紙で刺繍を指導つつ、年に1回はインドオリッサ州のLEBED村で直接の指導をしています。
ガールズたちの人気もので、いつも刺しゅうをおしえてくれる二宮佐和子先生。先生が村に到着すると、ガールズたちお手製のお花のレイに村のひとたちの太鼓や歌で出迎えてくれます。


その気持ちがとってもうれしくて、いつも印象的で、今回のテーマはインドガールズたちの「歓迎と熱気」 に。いつもまっすぐな瞳と笑顔で歓迎してくれる妹のような存在のガールズたちに心が震える、と二宮佐和子さん。歓迎のときに首にかけてくれるお花のレイも、ガールズたちの土地で育ったもので、花を摘み、ひとつひとつに糸を通して作ってくれているのです。そんな鮮やかなレイをアレンジして、刺繍のデザインに落とし込みました。
カラフルなお花のネックレスをしているような気持ちでみなさんにもお洋服を楽しんでほしい!そんなわくわくする1枚です。
ガールズたちは大好きなお花の刺繍、さっそく練習からスタートしました。40度にもなるあたたかな(あつい!)陽気の中、ガールズたちは外で刺繍の練習をします。製品は建物の中で製作しますが、日々の練習はすきな場所でしているのです。
時にはおとなりの仲間とコツを教えあいながら、練習をすすめていきます。
誰の作品かがしっかりとわかるように自分の名前を書いてもらって、先生にまずは見てもらいます。こちらの作品はメンバーになって3年目のプレマシーラさんの練習用刺繍。生地を変えて何度も何度も練習をし、製品製作に向けて準備をしていきます。
たくさん刺繍を学んだあとは恒例のカレータイム。

しっかりお仕事をし、たくさん動くガールズたちはもりもりとごはんを食べます。いつもかなりしっかりごはんをおかわりするので、私たちもおどろいているくらいです。
ちょうどお昼の日差しが気持ちよいときに、ガールズたちの先生役、KUNIを中心にミーティングが開かれました。みんなの技術を考慮しながら、どのモチーフをだれが担当していくかを自分たちで考えていきます。
そして次のモチーフは刺繍の中でもいちばん難しい、ガールズたちの顔!
村を訪れた時にお祭りがあって、踊りを披露してくれたときのことを思い、そのまなざしを描きました、と二宮佐和子さん。そのときに村に咲く華憐なお花で着飾った彼女たちが踊った後の、熱気を帯びた横顔がとても美しかったといいます。
いつも苦労する目の刺繍の仕方は何度も何度もくりかえしました。先生からやり直し、といわれ5度も6度もやりなおしたガールズもいます。先生役のKUNIは新人のガールズたちに顔の表情の刺繍の仕方のコツを教え込んでいました。
そして、こちら鳥や羽のモチーフもスタート。
ちいさくて細かなモチーフは特に鳥さんの顔や、羽の繊細さを表現するのに、練習を繰り返しました。
今回お洋服にひとつひとつこのモチーフをつけてくれたのは二宮佐和子さんも親しい、兵庫県淡路島のお母さんたち。
インドガールズからのバトンをしっかりとうけとり、作品にしあげてくれました。
スタートから5年目を迎え、先生も「私の作品と見分けがつかないくらいに」と思わずつぶやいてしまうほどの上達ぶりを見せる子もでてきた、このプロジェクト。
写真の表情のように、ガールズたちの顔つきも真剣さと自信があふれてきています。
グループの中でも新しいメンバーの指導をする先生的存在のガールがでてきたり、他の村に活動がひろがっていったり、と、今後のガールズたちの技術の向上、活動の広がりが楽しみな、インドLEBED村の毎日です。
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