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Stitch by Stitch – 2020 –
2020.12.21

Stitch by Stitch – 2020 –

Stitch by Stitch

こんにちは、haco!スタッフおさよです。

やっと、やっと、みなさまにお披露目することが叶いました、Stitch by stitch(以下SBS)のアイテムたち。

つい「やっと…」を強調したくなるのは、実は去年の10月に企画が立ち上がり、今年の5月に発売する予定だったからなのです。

誰もが想像出来なかった未曾有の事態に陥った今年に、どんな風に企画が動いていたのか、そしてどんなアイテムが出来上がったのか少しお話させてください!

==関係者が語る今年のSBSについての記事一覧=========

PBPコットンプロジェクトについて byスタッフBOSS

インドガールズと刺繍について by二宮佐和子

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2019年10月初旬、今年のSBSについて向き合うべく東京へ。
(これは道中で新幹線から綺麗に見えた富士山。あの時の始まるぞ!と楽しみしかなかった気持ちはよく覚えています)

関係者一同集まり、刺繍アーティストの二宮さんともご挨拶させていただき、和やかな雰囲気でミーティングはスタート。

8年間のSBSを振り返りながら、改めてSBSを通じてhaco!がお客さんに感じて欲しい気持ち、インドガールズたちとより大きな一歩を踏み出せるためには…などじっくり向き合い話は進みました。

これまでのSBSでは、haco!のPBPコットンを使った既存のお洋服に刺繍を施していました。
もともと販売しているアイテムを土台とするため、どうしても数に限りが出てしまうのと、お値段が高くなってしまうことが懸念点。

もっとhaco!のお客さんにSBSのことを知っていただき、インドガールズと二宮さんの刺繍の魅力に触れてもらいたいという思いから、今回は2020年のSBSプロジェクト用にイチからアイテムを企画することを決めました。

それにより刺繍できる物の自由度も高まり、何に刺繍が施してあれば嬉しいか、ただ「可愛い」だけじゃなくパワーをくれるお守りのように寄り添うアイテムを考えることができました。

さらに刺繍モチーフについても再検討。
これまではインドのお花や動物、出会った人々をモチーフにしていました。

今回改めて、ガールズと私たちを繋ぐ共通の気持ちと、二宮さんの刺繍の魅力に立ち返り、
ガールズや私たちは暮らす場所や環境は違えど、生きる中での人と人の繋がりや、
気持ちを交わし合うことへの好奇心や恥じらい、
愛や恋に幸せを感じる瞬間があることは同じだよね という気持ちから

生み出したテーマは 「E R O S (エロス)」

「愛おしくてたまらないときの、魂が震えるような気持ち」
「同時に同じ言葉を発した時の、運命だと思う気持ち」
「自分の体と相手の体の境目がわからなくなったときの、宙に浮かんでいるような気持ち」
「音楽を聴いて自分の状況を歌ってるんじゃないかと思ったときの、感動的な気持ち」

人類共通で ぷるんっ と心が鳴る瞬間を、刺繍作家の二宮さんの大胆で色っぽい刺繍で表現し、乙女の日々を後押しする1着に落とし込んで行きました。

この世界観を表現すべくロゴも一新!

二宮さんとお話を重ね、めしべとおしべを表現した可愛さと色っぽさがあるロゴに。

いくつかの案を迷いながら、これからのSBSのシンボルとなるようなロゴを考えました。

最終的に決まったロゴはこちら!

今回みなさまにお届けするアイテムにタグとして付いています。
ぷっくりした触り心地のタグも丸ごと楽しんでいただければうれしいです。

そんな風にせっせとお披露目の準備をこしらえながら「今年はより多くのみなさまに楽しんでもらえそうだぞ!」と思っていたさなか、全世界に訪れたパンデミック。

今私たちが出来ることを考え様々なアイテムや企画を考える中で、
SBSでも、インドガールズや現地の状況を第一に優先して、発売延期を決断しました。

この期間には、二宮さんも何か一緒に出来ないか…と声をかけてくださり「zoom縫い」を開催。

画面越しに刺繍を教わるおうちの中で出来る新たな経験をお客さんとスタッフで共有しました。

ガールズたちは大変な状況のなかでも時間を見つけては丁寧に制作に向き合い、時には制作の合間にマスクを作ったよと見せてくれました。
これは、顔の大きさに対してかなり大きいサイズのマスクにほっこりしてしまった写真…(笑)

日本よりも大変な状況の中で、それでも手を止めないインドガールズの想いに強く動かされながらSBSはゆっくりゆっくり前に進んで行きました。

そして、1年の時を経て、やっといま、みなさまにお披露目できることとなったアイテムがこちら。

SBSの今回のテーマ「エロス」は、人と人が接すること、人との愛、それって人類共通でおなじ気持ちだよねと意思を持って進めてきました。
こんなことになるなんて想像もつかなかった頃に生み出したこのテーマが、コロナ禍で断絶されかけた状況下この曲面を乗り越えたいま、より強い気持ちになってここにあります。

全員で乗り越えた今年のおわりに、前向いて新たに一歩踏み出すタイミングでお披露目できたことが奇跡のようにも思えます。

まだ世界的にも心がざわつくニュースがおさまっていない中、全アイテムの準備が整ったわけではなく、まずは自分だけの秘密のお守りのような刺繍を施した
「自分だけにこっそりパワーをくれるブラトップ」と「シーッといたずらに笑う唇にきゅんとする刺繍のキャップ」のお届け準備が整いました。

早速、この2アイテムについてご紹介したいと思います!

胸元でハートを形作るフラミンゴの手刺繍が愛おしい
自分だけにこっそりパワーをくれるブラトップ
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ぷるんっと心が弾むパワーを強く感じられるようにと企画したのが、自分の肌に1番近いお洋服=インナーです。
今回のSBS企画に携わった際1番に考えていたのが「お仕事の日や、刺繍使いのお洋服を着られないシーンでも、気持ちを高めてくれるお守りのようなアイテムを作ろう」ということ。

恋の守神のようなハートを象る2羽のフラミンゴが、ちょうど胸の中央の心臓(ハート)の位置にくるようワッペンをつけました。

今回オリジナルのアイテムに直接刺繍を施すのではなく、ワッペンをつける手法をとっているのはより綺麗に商品をお届けするため。

インドガールズたちが自分たちのおうちや集会場で1点1点繕う手刺繍ゆえに、お洋服に直接刺繍を施すと傷や汚れがついてしまったり、歪みが出てしまったりしてしまうのです。そのため、共布や別布に刺繍をしてもらい、それをお洋服を作ってくれている中国の工場に運んで洗いをかけ、お洋服に縫い付けてもらっています!

また、ブラトップのデザインも工夫を施しました。
後ろを大きく開け、背中が開いたお洋服でも合わせやすいように。肩紐を二本にしているので下着感なくチラ見えしても安心仕様にしました。

伸縮性の良いリブ素材です。できるだけ締め付け感がないようにやわらかな生地をセレクト。

1日リラックスして過ごせるような優しい着心地にこだわりました。

気分も上向く優しげなサーモンピンクです。肌馴染み良いカラーでトップスにも響きにくい色をセレクトしています。

シーッといたずらに笑う唇にきゅんとする刺繍のキャップ
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続いては普段のコーデにプラスワンして楽しめるキャップにSBSを取り入れました。
こちらもブラトップ同様に日々のコーデに気軽に取り入れられるアイテムで、ふっとパワーが欲しい時や、コーデに一味足したい時に刺繍のスパイスを加えられる存在を目指しました。

「しーっ(静かに)」と言いながら悪戯っぽくにやけた唇の刺繍モチーフ。可愛いげと色っぽさと大胆でロックな雰囲気も醸します。

ワッペンをサイドにつけて主張控えめに、どんなコーデにも似合うようにこだわりました。

後ろリボンがコーデのポイントになり、リボンをぎゅっと結んだりゆるめたりすれば自分の頭サイズにフィットしやすくなるデザイン。

キャップ自体のキュートなデザインと、色っぽい刺モチーフの刺繍のギャップが個性的です。

カラーバリエーションも3色ご用意。
先ほどご紹介したブラックはどんなコーデにも似合って、刺繍のポイントもより馴染み使いやすいカラー。

こちらはカジュアルさと大人っぽさを併せ持つカーキ。

ミリタリーな雰囲気で秋冬コーデにもよく似合います。

こちらはベージュ。

柔らかな雰囲気に刺繍のピリッとしたスパイスがきいていてほどよい甘辛バランスです。

もう少しで準備が完了するワンピースとブラウスも早くご紹介したい気持ちでいっぱいです。
ぜひ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

世界のみんなが未曾有の事態に立ち向かった2020年。
自分のことも不安定になる中、誰かのことを思いやる時間も増えた1年になりました。

そんな世界の気持ちをひとつにつなげたような今回のアイテム。
来年も前を向いて進むための頑張る乙女の戦闘服になってくれますように。

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インドガールズと刺繍について by二宮佐和子

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