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てとひとて arie:chroma
2017.01.26

てとひとて arie:chroma

てとひとて Masterpiecefull!

arie:chroma

デザインから制作までをすべて手作業でおこなう、岡野真理絵さんによる陶器のジュエリーブランド。arie:chroma の“chroma”とは色の鮮やかさや彩度という意味。従来の陶器のイメージからは想像できないほど色鮮やかで美しい陶器ジュエリーを生み出されています。陶器という素材特有の質感や色合い、そしてデザイナーの岡野真理絵さんの夢と現実が交差するような独特の世界観で生まれる作品づくりがとっても素敵なのです。

岡野さんが作り出す作品は、その色鮮やかさとデザイン性から、陶器でできているとは、ひと目では想像がつきません。(私も最初出会った時信じられませんでした!)その、実は陶器でできている、というサプライズがとっても楽しいのです。今日はその、実は、が作られている裏側を珊瑚シリーズで、ちょっとご紹介。こう見えていくつもの工程を重ねているのです。

いつもスタートはエスキース(下絵)から。ここで、完成する色味のバランスや細かいデザインが決められていきます。arie:chromaは素材だけでなく、岡野さんの絵のタッチも、そのリアルと2次元のバランスが独特です。

次は土で成形。岡野さんは、ほとんど型を使わず、針と指で形をつくられていくそう。その手がつくりだすちょっとした差もかわいいのです。こう見ると、もともとは粘土だったということがわかりますね!(写真左)

乾燥させて素焼きし、釉薬をかけた状態が上の写真。この時点では、ちょっと色が違いますね。岡野さんはこの釉掛けをした後のお菓子のような色と風合いが大好きだそう。たしかに、なんだか食べちゃいそうです。完成前の半生の状態、といった感じ。(写真右)

本焼きが終わったら、次は絵付け。筆でひとつひとつ細かく描いていきます。珊瑚シリーズは、特に模様が細かいので、時間がかかる作業のよう。あと、焼くとちょっと縮んでサイズが変わるので、そのことも考慮に入れた上で描いていくのもポイントです。

全部描き終わったら釜入れ!ここからは釜マジックでうまく焼きあがることを祈るのみ。色もサイズも焼く前とは変わって仕上がるので、この最後の工程で、岡野さんの納得のいったものだけが作品として完成していくのです。







そして完成したのがコチラ!はじめの粘土の頃からは想像もつかないような色あざやかさと、かわいさです。大きいのも小さいのもどちらのモチーフも美しく描かれています。





陶器とは思えないような色彩と岡野さんの手が作り出す美しいフォルム。作品はすべて、岡野さんの京都のアトリエで作られているのです。うっとりするようなその世界に、酔いしれてしまいそうです。 arie:chromaの作品たち、是非楽しんでみてくださいね。

 

arie:chroma

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