春に笑顔をはこぶ co&tion ~梅春編~
朝、日が昇るのが早くなっていたり、最高気温が10度以上だったり、少しずつ春の訪れを感じられるこのごろ。今日は遊び心たっぷりの、~co&tion~の春アイテムをご紹介します。まだ肌寒い時期に着られる薄手のコートや、体温調節に便利なカーディガン、春めくカラーが心おどるスカートやワンピースなどなど。
まずは刺しゅうが美しい神尾さんのコートから。神尾さんのアイテムはとても人気でして、売り切れが続出しています。こちらのコートも、もう1点ものは売り切れでして、アーティスト監修の10点もの数点を残すのみ。
神尾茉利グリーン刺しゅうのアトリエコート【アーティスト監修10点もの】<ピンク>
ポケットから春の木々を思わせるような、鮮やかなグリーンの刺繍が。アンティーク調のディティールも取り入れたデザインのコートが、神尾さんの刺しゅうでスペシャルなコートに生まれ変わりました。ヨーロッパの美大生が着ているようなアトリエコートは、ラフすぎないワーク感が女の子仕様。ほんのりとピンクなカラーも、アンティークな風合いを感じます。
こちらは1点ものの刺繍なのですが、この1点ものの風合いを限りなく再現できるよう刺しゅう屋さんとサンプル制作を重ね、10点ものの刺しゅうができています。
右が1点もの、左が10点ものなのですが、1点ものはコートに直接刺しゅうされています。10点はフェルトに刺しゅうされたものをコートに縫い付けています。
co&tionアイテムのうれしいポイントのひとつ、特別仕様のタグ。こちらの商品には神尾さんのサインと手書きの水彩画が施されています。
お次は神尾さんのカーディガンのご紹介。こちらは1点もの、10点ものとも在庫がありますので、どんな違いがあるか比較しながら紹介したいと思います。
神尾茉利ふくろうのカーディガン【アーティスト作品1点もの】<オレンジ>ガーリーなピンク×オレンジの配色にシルク混のリッチな素材感で軽い肌触りがうれしいカーディガン。正面で向かい合ったフクロウのモチーフは、世界でひとつだけの、神尾さんによる手刺しゅうです。
左側が機械刺しゅう10点もの、右側が手刺しゅう1点もの。大きさ、配色などにそこまで大差がありませんが、なんだか表情が違っていますね。右の1点もののふくろうの方が優しい顔つきに見えます。優しいというより、左が頼れる母、右がその子にも見えてきました。1点ものはひと針ひと針力の加減を調整できますが、10点もののように機械だと、機械特有の強さが刺しゅうにも現れるのかもしれません。特に、表情は少しの変化で顔つきが変わってくる(人も一緒ですね)ので、微妙な変化が現れやすいのかもしれません。co&tionの刺しゅうアイテムをいくつも見てきましたが、このふくろうが一番違いを感じました。やっぱり顔は微妙な変化が現れるのでしょう。
こちらは優しい顔の1点もの(神尾さんによる手刺しゅう)。
こちらは頼れる母、10点もの(機械刺しゅう)。
こちらは優しい顔の羽部分。
こちらは頼れる母の羽部分。1点もののよさは、やっぱりアーティストによる手刺しゅうであること。神尾さんの世界をどっぷりと感じたい方は1点ものをおすすめします。10点もののよさは、1点ものより価格が抑えられていてお財布に優しい!さらにアーティストがサンプル制作から監修ししてくれたお墨付きであること。ですね。頼れる母も、その子も、神尾さんが生みの母!
お次に紹介するのは、食べ物標本家としてアクセサリーなどを制作されている、ROTARI PARKERさんの春アイテム。
ROTARI PARKERブルーグレーのカーディガン【アーティスト作品1点もの】<ブルーグレー>胸もとには、樹脂加工された本物のフライドポテトが!そしてシンプルなブルーグレイのカーディガンの襟元と裾には、ROTARI PARKERさんによるデザインがされ、とっておきの1枚に。お手持ちのデニムにあわせるだけで遊び心いっぱいの、お出かけコーディネイトが完成しそうです。
1点ものにはROTARI PARKERさんのタグが縫いつけられ、&sloeとROTARI PARKERのダブルネームになっています。
胸もと部分をよーく見てみると!襟元と裾に使われたレースの上に、樹脂に閉じ込められたフライドポテトが。フライドポテトを樹脂加工すると、なんだか大学芋みたい!いや、スウィートポテトと言ったほうが可愛げがあるのか?スウィートポテト。
お洗濯できるよう、フライドポテトパーツはスナップボタンで取り外し可能になっています。
取り外し可能な裾は、キルティングとレースの二重構造になっていて、
キルティングの裾も丁寧なギャザー仕様。このキルティングの上に、
こんなレース生地を重ねるデザインです。レースは柄は子どもっぽく見えない絶妙なデザインで、ブルーグレイにマッチするカラー。ややシルバーっぽいブルーが大人っぽいです。カーディガン、キルティング、レースのそれぞれのブルーのグラデーションが全体をとても上品な印象に仕上げています。フライドポテトのポップさと、この全体の上品さのギャップも素敵。
以上1点もののご紹介でしたが、こちらはお手軽な10点ものもございます。
ROTARI PARKERブルーグレーのカーディガン【アーティスト監修10点もの】<ブルーグレー>襟元のリボンがあしらわれたデザイン、
胸もとの取り外し可能なフライドポテトのデザインを残してリプロダクト。10点ものには、裾のキルティングとレースの二重構造は付属していません。
胸もとのフライドポテトは1点もの、10点ものともスウィートポテトのように艶々ですよ!
フライドポテトのお次に紹介するのは、小さなお子さまに大人気なボーロがあしらわれたカーディガン。
ROTARI PARKERぺプラムカーディガン【アーティスト監修10点もの】<グレー> こちらは1点ものは残念ながら売り切れ。10点ものは、すそがほんのりぺプラムデザインになった軽い着心地のニットカーディガン。モノトーンで大人っぽく着られるデザインの袖にボーロが。
微妙に焼き加減が異なる3つのボーロ。中央の焼き色がほんのり濃ゆいのがわかりますか?ひとつひとつ焼き上げられたボーロの表情が違ってて、何だかとても愛おしいですね。まさか、自分が洋服の一部になるなんてボーロも思っていなかったでしょう。ボーロの父母、兄弟姉妹、先生から「みんなに喜ばれるようにおいしくなって、お口に運ばれるんだよ、泣いてるあの子を笑顔にするんだよ(ボーロ語)」と教えられてきたことでしょう。焼き上げられてから、洋服になるまでの劇的ストーリーを妄想してにやけてしまいました。
お洗濯できるよう、ボーロはスナップボタンで取り外し可能。お洗濯できるのはうれしいポイントです
すそのレースもボーロの土台のリボンもブラックで統一されていて、個性的なボーロデザインながらも何にでもあわせやすい1枚になっています。こちらのボーロ、まさかのボーロなので、一見ボタンデザインに見えてボーロには見えない可能性も。あ、でもお子さんにはボーロにしか見えないと思いますので、お気をつけください!
お次に紹介しするのは、accoさんのニットフリルスカート。
accoニットフリルのスカート【アーティスト作品1点もの】<サーモンピンク>春らしいカラーのタイトスカートに、淡くやわらかなブルーのニットフリルをあしらって、キュートな印象。フロント部分のリボンは、取り外し可能でコーデや気分に合わせて、トップスに付けるのも◎。カットソー素材で、着心地も足さばきもらくちんです。
リボンを取り外して、フロント部分によってみました。ニットがどんな風にドッキングしているのかといいますと、
ウエスト部分にぐるりとベルトが隠れていて、このベルトに縫いつけられています。
このベルトをフロントのフックに引っ掛けて着用します。
リボンを取り外すと、こんな感じ。淡く、少しかすれたチェック柄が鮮やかなピンクのスカートにマッチします。
1点ものにはaccoさんのタグ付き、ダブルネーム仕様になっています。こちらは10点ものもありまして、
accoニットフリルのスカート【アーティスト監修10点もの】<サーモンピンク>1点ものに付属していたリボンがなしのデザインとなっています。リボンがないだけで割とお財布に優しくなるので、10点もののご購入に併せて春トップスなどを差額分で購入する手もありですね!
お次に紹介するのは、特殊造形、空間美術、グラフィックデザイン、アートディレクションを中心に活動される田中佑佳さんによるアイテム。田中さんは、うさぎ、ぞう、しまうま、とり、ぶたをテーマに作品づくりをしてくださり、今回紹介するのは、1点もののRabbit-うさぎ-と、10点もののElephant-ぞう-です。
田中佑佳Rabbit(02 Ark)赤ワンピ【アーティスト作品1点もの】<レッド>Rabbit(うさぎ)をモチーフに制作された1点物のデザインワンピース。袖にあしらわれたゴールドのテープや衿まわりのフリンジが、ワンピース全体を華やかにしています。肩のドレープ布は、そのまま垂らしていても、リボン結びをしても楽しめます。ちょっとしたパーティーにも活躍しそうなデザイン。
袖のゴールドのテープ。肩から袖口に向かって1本のテープが上下に往復して接着されています。
衿まわりのフリンジは、細めで繊細な印象。
肩のドレープ布の端にも同じフリンジが縫い付けられています。
背中にチャックが付いていて、
ポケットも両側についているので、機能性もしっかり。(写真が明るくなりすぎてしまいましたが、カラーは商品詳細ページを参考にしてください)
オリジナルのブローチは、落ち着いたカラーのリボンやアクセサリーパーツの組み合わせで、ヴィンテージ感があります。赤いワンピースにしっくり馴染みつつ、コーディネイトのポイントになってくれそう。
うさぎのお次に紹介するのは、Elephant(ぞう)のポンチョ。
田中佑佳Elephant(07 IL TEMPO) グレーポンチョ【アーティスト監修10点もの】<グレー>こちらのElephant(ぞう)のポンチョは、実はこのパンツを10点ものにリプロダクトしたもの。
一見全く異なるデザインに見える?かも知れませんが、フリンジやテープが不規則にゆらゆらふわふわ漂う様子を、田中さんは10点ものへリプロダクトしてくれました。
10点もののフリンジリボンは所々が縫いつけられていて、体の動きに沿って自由に動きます。フリンジリボンと、糸に毛糸がくるくる巻きついたようなリボンの2種類のリボンがあしらわれています。
ポケットもしっかりついていますよ。お手持ちのボトムスにあわせるだけで、ぱっと華やぐコーディネイトになりそうです。
お次に紹介するのは、REREさんの丸ひもスカート。REREさんはスタイリストとして活動後、ファッションを入り口に環境に配慮した心地よさを考慮したREREのレーベルで洋服などを制作されています。
RERE丸ひものグリーンスカート【アーティスト監修10点もの】<グリーン>太いコード風の紐の先をループに通し、くるりと結んだだけのさりげないサスペンダーデザイン。子どもっぽくなりがちなサスペンダーデザインが、REREのアイデアで大人の女性な仕上がりに仕上がっています。環境に配慮したレーベルとだけあって、なんだか全体に優しい印象を受けます。丸紐、スカート地、スカートのパイピング、裾からのぞく柔らかな生地、これらの緩やかなグリーンが優しいグラデーションになっています。
スカートはウール混で暖かく、伸縮性のある圧縮天じくなので、今の時期から春先まで使える素材。
スカート地・スカートのパイピング・裾からのぞく柔らかな生地の、グリーンを基調とする美しいグラデーション。
くるりと結んだだけのさりげないサスペンダー。
同じく、REREさん監修の10点ものパンツがこちら。
REREパッチワークのサスペンダーパンツ【アーティスト監修10点もの】<ネイビー>こちらもサスペンダーデザインですね。シンプルなウール混のパンツに、花柄やギンガムチェックなどの様々な生地を組み合わせたベルトがセットになっています。、前後のループに通してサスペンダー風にしたり、
こんな風にベルトループに通してきゅっと結んだりもできます。
お尻のポケットには、ダンガリー生地でフリルが縫い付けられ、かわいいポイントに。
サスペンダーにも使えるリボンは、小さな花やペイズリーがぎゅっと集まったカラフルな柄や
大小いろんな草花が溢れる、落ち着いたカラーの柄や
黄色いギンガムチェック柄が
こんな風にドッキングして1枚のリボンになっています。お手持ちのシンプルニットに合わせるだけで、春らしいコーディネイトが完成しそうです。シンプルにリボンなしでも使えるので、その日の気分によって使い分けるのもいいですね。
今回最後にご紹介するアーティストは、JUN OSONさん。挿画や漫画からアニメ、Tシャツデザインまで幅広く活躍するイラストレーター。JUN OSONさんの1点ものは、まるで絵画とお洋服がドッキングしたようなとっておきのワンピース。ワンピースに直接描いていただいたので、洋服がキャンバスになっています。なんだかとっておきの世界に1枚感が増しますね。
JUN OSONチェックOP(ワンピース)【アーティスト作品1点もの】<ブラウン系その他>胸もとにちょこんとたたずむ楽しげな表情のトリ。このトリさんには、何が見えているのかな?どこに行こうとしてるのかな?羽ばたこうとしてるのかな?地上に降り立ったとこかな?いろいろ妄想が浮かんできます。ワンピースにマッチした、ごちゃごちゃしすぎないドローイングの色合いが絶妙ですね。着るだけでなんだかウキウキ、着ている人が近づいてきたらウキウキな、みんながハッピーになりそうなワンピースです。
ドローイングに近寄ってみました。ほら、直筆だから筆の動きやインクの乗りに手作業感があります。JUN OSONさんのファンならとってもうれしいですよね。アーティスト本人が描いてくれた洋服が手に入るなんて。
1点ものには直筆のサインも。
そしてこの1点ものをリプロダクトしたワンピースがこちら。こちらはJUN OSONさんが制作されたシルクスクリーンを使って、手作業で10点のプリントをしました。
JUN OSONチェックOP(ワンピース)【アーティスト監修10点もの】<ブラウン系その他>シルクスクリーンプリントなので直筆の筆跡などはないですが、JUN OSONさんが制作されたトリさんが綺麗にプリントされています。co&tionのものづくりで大切にしている、アーティストがそれぞれの世界観を表現する1点ものと、この1点ものをベースにリプロダクトして特別販売する10点ものの関係が、この原画と版画の関係でとても明確に表現されているなと思いました。
お気に入りの一着、見つかりましたか?
今回は梅春編でしたので、次回は春に楽しめるco&tionアイテムをご紹介しようと思います。