CONTINEW haco!


未来へ残していきたいもの、大事にしていきたいものを
どんどん生み出すhaco!のパッションまとめ


Peace by Peace Cotton Project

オーガニックコットンで
未来の大地をサポート

Peace by Peace Cotton Project

基金付きインド産オーガニックコットン製品を販売し、その基金で現地でのオーガニックコットン栽培や研究開発・こどもたちの就学・奨学支援を行う循環型プロジェクト。生産農家だけでなく、綿花商や紡績・製品メーカー、賛同いただいたブランド、商品をご購入くださるみなさま。サプライチェーンに関わる全員が手をつないで、豊かで健やかな大地を未来につないでいきます。

誰かがおしゃれを楽しむ一方で、遠く離れたところの誰かが苦しい思いをしている

ファッションにとって、最も身近な素材「綿花」
しかし、その「綿花」の栽培によって・・・

・大地がどんどん疲弊していている事(大量の農薬と化学肥料によって年々収穫が減っていく)
・年間3万人の農家が借金苦で自殺している事(借金をして農薬と化学肥料を購入し、減る収穫、健康被害によって返済するほど稼ぐことができない)
・たくさんのこどもたちが学校に行けずに働いている事(生活苦と労働力の確保のため)

その事実を知ったことがプロジェクトスタートのきっかけです。

インド産オーガニックコットンのアイテムを開発して基金付き販売し、
集まった基金で農家の有機農法への転換支援を行い、農家の子どもたちが学校に通えるようにする。
収穫されたコットンを市場を通じて購入し、糸にして、生地にして、また製品を開発する。
この循環を作ることができれば、みんながおしゃれを楽しめば楽しむほど、インドの農家も、大地も、元気にすることができる。
お客さまと一緒に、未来のこどもたちが笑顔でいられる構造を作ろう。
ファストファッションが日本に上陸したと言われる2008年8月、当時のカタログ「haco.」でこのプロジェクトは産声を上げました。


ぐるぐるまわる循環のしくみ

構想スタートから3年目の2010年。
農家さん、NPO、現地のこどもたち、綿花商、紡績・製品メーカー、そして商品を手に取ってくださるたくさんのお客さま。プロジェクトに携わるみんなが手をつなぎ、未来に豊かな大地をつなぐしくみができあがりました。


プロジェクトが形にしたこと(2021年3月現在)

※2017年5月一般財団法人化

コットン基金総額
125,855,808円
有機農法に転換した農家の数
16,079軒
小中等教育課程に復学・就学した児童の数
2,137人
高等教育に進んだ子どもの数
928人
*COVID‑19の影響により高等教育機関が休校となったため、2020年度に新たな支援は発生していません。

どんどん拡がる新しい可能性

インドの綿農家さんの子どもたちと、日本で綿やインドについて学んでいる子どもたちをつなぐスクールコットンプロジェクトや、現地の女性たちの未来のお仕事をつくっていくべく、刺しゅうアーティストの二宮佐和子さんとインドの女性たちが日々刺しゅうに取り組んでいるStich by Stichプロジェクトなど、綿をきっかけにスタートしたプロジェクトの可能性がどんどん広がっています。



プロジェクト12年の軌跡が出版されました

2021年3月、PBPコットンプロジェクト12年の軌跡を綴った書籍
「セルフ・デベロップメント・ゴールズ〜SDGs時代のしあわせコットン物語〜」
が双葉社より出版されました。(※印税は全額インドに寄付されます)
みなさまおひとりおひとりのやさしい気持ちが積み重なってプロジェクトは今も継続されています。